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分身ロボット「OriHime」で空間を飛び越える!

2015年10月20日掲載

「病気や障がいがあるために気軽には外出することができない」「高齢のためになかなか子どもや孫と一緒に過ごすことができない」「単身赴任で家族と団らんをする機会が少ない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。
 そうした悩みを解消する分身ロボット「OriHime」が株式会社オリィ研究所から開発されました。人と人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる心温まるコンセプトのロボットをご紹介します。

世界初の小型分身ロボット「OriHime」

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OriHimeとは?

株式会社オリィ研究所が開発しレンタルを開始した小型分身ロボット「OriHime」。ロボットの名前が七夕を想像させることもあり、7月7日に限定20台の法人向けレンタル販売が開始されました。
「OriHime」は人間の代わりに自動的に何かを行うロボットではなく、空間を越えて人間の代わりにその場に行ってくれるロボットです。
「OriHime」をインターネットに接続しiPadアプリを使うことで、手や首の向きを自由に動かすことができるとともに、内蔵されたカメラを通じて周囲の様子を見ることができます。また、スピーカーを通じて会話をすることもできますので、開発コンセプトのとおり「会いたい人に会いに行ける、行きたいところに行ける」ということが可能です。

主な活用事例

・けがで入院して社員旅行に行けなくなった社長の代わりにOriHimeを旅先に持ち込み懇親会で乾杯の音頭をとった。
・海外に居る男性が友人の結婚式会場に持ち込んだOriHimeでお祝いのスピーチをした。

現在は法人向けレンタルだけに限定されていますが、サービス開発のパートナー企業を募集していて、2016年3月までには100台の導入と100通りの新サービス開発を計画しています。

能面のような表情が逆にリアル感を出す工夫

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「OriHime」の表情は一見すると能面のようで無表情。ところが、これが逆に作用して、ネットワークに接続して動き出すと表情を感じるようになります。人はそれぞれ話し方や身振り手振りに個性がありますが、スピーカーから肉声が流れて手や首が動くことによって、話している本人の顔に徐々に見えてきます。

 
開発ヒストリー

開発を行っているのは若きクリエーター達

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「OriHime」の開発を行う株式会社オリィ研究所は、技術者でありクリエーターでもある吉藤健太朗さんが率いています。小学校から中学にかけて3年半の間、吉藤さんは療養のためほとんど学校に通うことができず、社会との隔絶と疎外感を味わったと話されています。その時の体験を基に製作したのが「OriHime」であり、「孤独問題を解決したい」という想いから現在の事業を展開されています。
 会社の設立は2012年9月。創業時のメンバーである結城明姫さん、椎葉嘉文さんのほか、多数のメンバーと日々試行錯誤を繰り返しながら開発と事業運営をしています。メンバーの年齢は若く、まさに若きクリエーター集団という雰囲気のオリィ研究所ですが、経営顧問や特別顧問を外部の方に依頼するなど会社運営の基盤も整えてきました。
 「100人の人が居れば100通りの使い方がOriHimeにはある」と考えているオリィ研究所は、社外の様々な人や企業との絆を大切にしながら連携することで、世の中に無くてはならない存在として「OriHime」が進化していくことを目標としています。

編集後記

「OriHime」は直観的に誰でも簡単に操作できることが魅力的だと思いました。さらに衝撃的だったのが、会話を続けるうちにロボットに表情を感じられるようになり、使っている人に見えてくるようになることです。
日本の伝統芸能である「能」から生まれたアイデアだそうですが、人に備わっている想像力というのは凄いなと改めてそう思わせてくれます。リアリティを排除したからこそリアリティが生まれるというのは、逆転の発想であり非常に興味深いと感じました。 
「OriHime」で世界を変えたい」と語る吉藤さんの頭の中には、すでに色々なアイデアが生まれていて具現化しているのだと思います。いろいろと活用方法が広がるであろうロボットだけに、一日でも早く一般販売されることを心待ちにしています。
空間を飛び越えて人の心の中にまで飛び込んでいくOriHime。様々な課題を解決し普及していくことで、将来世の中になくてはならないものとして位置づけられることを心から期待したいと思います。

(参考) 分身ロボットOriHime公式サイト
http://orihime.orylab.com/
株式会社オリィ研究所
http://orylab.com/


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