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点字をもっと気軽に!エクセルオブメカトロニクス(株)の「BraiTalker」

2013年8月20日掲載

 写真:ブライトーカー本体

点字は、小さな凸点をなぞって読む、視覚障がい者が使う文字の一つです。
しかし、点字を日常的に使いこなせるようになるまでには、かなりの時間と訓練を必要とします。
また、通常の文字のように外出先でサッとメモを取ることが難しい場合があります。
そこで今回は、エクセルオブメカトロニクス株式会社の画期的な電子点字機器「BraiTalker(ブライトーカー)」をご紹介します。
音声と点字を組み合わせて、点字を気軽に学習・利用できるようにした優れものです!
ぜひ、ご覧ください。

BraiTalker(ブライトーカー)とは?

ブライトーカーは、幅約15センチ、奥行き約10センチ、厚さ約2センチ、重さ300グラムの電子機器です。 入力方法は、表面についている6個のキーを使用し、点字を紙に書くためのタイプライターと同じです。
入力した内容は、すべて自動保存されるとともに、音声で読み上げできるので、点字の学習や点訳のボランティアの方に最適です。
また、点字をすでに習得している人は、とても簡単なメモ器として利用できます。

動画:ブライトーカーを操作している様子(wmvファイル、548Kb)

ポイント1 いつでもどこでも気軽に利用できる

写真:ブライトーカーを操作している模様

ジャケットのポケットに入るコンパクトサイズであり、軽くて簡単にどこへでも持ち運びできます。 また、表面のキーはプラスチックとシリコンラバーでできており、水を少しこぼした程度では故障することはなく、安心して使えます。

ポイント2 シンプルで使いやすい

写真:ブライトーカーのキーに手の指をせている模様

キーの数を最小限に抑え、決められたホームポジションに手を置くとすべてのキーに触れられるよう設計されています。
機能は「点字入力、音声フィードバック、パソコン操作」のみに絞り込み、電源を入れるとすぐに入力できます。
入力した文字は途中で電池が切れても自動保存されます。

ポイント3 パソコンのキーボードとしても使える

写真:ブライトーカーをパソコンと接続している模様

ブライトーカーは、USBでパソコンに接続ができ、点字キーを使って入力が行えます。 そのため、点字を十分使い慣れた人であれば、素早い文字入力が可能です。

ポイント4 困ったときに簡単に使い方を確認できる

写真:ブライトーカーの「ヘルプボタン」の拡大画像

ヘルプキーがあり、このキーを押すだけでいつでも使い方を音声で確認できます。

視覚障がいのある社員からのコメント

点字初心者のメンバーから:

弱視の私は、以前点字を習ったことはあるのですが、日常的に使用することがないため使いこなすことは出来ません。
このブライトーカーの魅力は、入力した文字を音声で読み上げるため、確認ができることです。
入力しようとした文字と違う文字を打つと、間違ったことがすぐに分かります。
点字を習い始めたばかりの人にとっては、分かりやすく勉強できると思います。
小学校などで点字の学習をしたり、家庭で点字を知らない親御さんと一緒に覚えたりと、音声で確認できるため楽しく学べると感じました。

点字常用者のメンバーから:

ブライトーカーの魅力は、使う人次第でさまざまな使い方が出来るところです。
機能はとてもシンプルですが、だからこそ自分にあった使い方ができます。
点字初心者にとっては、気軽な学習機器になるだけでなく、常に鞄に入れておけば、とっさのメモに活用できますし、 家で日記を付けるなどの使い方もできます。
また、パソコンに接続してキーボードとして使えるというのも、点字を使い慣れている人にとっては嬉しい機能です。

エクセルオブメカトロニクス株式会社からのコメント

点字を使って操作できる、視覚障がい者向けの電子端末装置は、現在数種類が市販されています。 ほとんどの機器が、入力された点字を通常の紙に書かれた点字と同じように、指でなぞることができる突起で表します。
生まれつき視力を失っている方は、幼い時から盲学校などで点字を覚え、指で点字を読む「触読」を問題なく出来るようになります。 しかし、すでに文字(墨字)を知っている人が視力を失う、「中途視覚障がい者」には、「点字を指で読む」ということはとても大きなハードルとなります。
実際に、中途視覚障がい者に点字を教える現場では、どうしても点字に対する苦手感がぬぐえず、覚えるまでに至らない方が多いそうです。
「自分で入力した文章なのに、何が書いてあるのかが読めない、せめて音声で確認できたら・・・」という点字を学習する 理療教育現場での要望から、ブライトーカーは生まれました。
開発は、弊社、国立障害者リハビリテーションセンター理療教育・就労支援部、同セ ンター研究所、福祉シス テム研究会との協同で行いました。
平成21年に試作を始め、視覚障がい者からの多くの提案やモニターテストを経て改良し、平成25年3月に製品化されました。
製品化にあたり、平成23年度厚生労働省自立支援機器等開発促進事業の助成を受けています。
点字を触って読むことまでは出来なくても、耳で読んで確認でき、とりあえず点字で表現が出来ることが、中途視覚障がい者の点字に対する苦手意識を、少しでも軽減できるのではないかと思います。 また、点字をすでに習得している人にとっては、さっと殴り書き感覚で使える「メモ用紙」になるよう、「手軽に持ち運びが出来、気軽に使用できるタイプのものを」ということを開発時のコンセプトとして大事にしてきました。
触読はできなくても、点字を覚えれば入力できる手軽さ、気軽さ、フットワークの軽さを体感していただきたいです。

会社情報

エクセル・オブ・メカトロニクス株式会社
〒177-0052 東京都練馬区関町東2-14-4
TEL:03-3928-8599 FAX:03-3928-6488

BraiTalker公式サイト:新規ウィンドウを開きます。
http://www.braitalker.net/
編集後記

ブライトーカーの内容、いかがだったでしょうか。点字と音声を組み合わせた機器というのはこれまであまり例がなく、実際に使うまではどのようなものなのかあまりイメージがわかないというのが正直な感想でした。
しかし、実際に使ってみると、操作は直感的でとても使いやすく作られていました。
また、記事を作成するため、エクセルオブメカトロニクス株式会社の方にお話を伺っていると、開発にあたって点字を教育する現場や視覚障がい当事者の意見をとても大切にされたことが言葉の端々から伝わってきました。
今後、このような機器が多くの人に知られることで、点字がより身近な文字になることを期待したいです。

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