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運営会社について

「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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2.自分で考え行動できる職場環境へ

「株式会社眦膕芦I妖后廚凌融グループ販売支援担当係長で「総務部ワーキングチーム」のジョブコーチとして障がいのある社員と仕事をされている大橋さんにお話を伺いました。

障がいのある社員の能力と業務内容のマッチング

写真:インタビューアと語る大橋さん

聞き手:

平成24年度の障害者雇用職場改善好事例の最優秀賞受賞おめでとうございます。障がいのある方の雇用状況はいかがですか?

大橋:

弊社では30年前くらいから障がいのある方を雇用していますが、障がいのある方たちに適した業務を確保できていないのが悩みでした。 そこで、新しい雇用スタイルとして、障がい者雇用の促進を目的にジョブコーチを採用し「総務部ワーキングチーム」を設置しました。そこから少しずつ人を増やしている状況です。

聞き手:

どのようにして障がいのある方々に業務を創出しているのでしょうか。

大橋:

私が売場部門などに、どんな業務があるかをヒアリングして、この人はこの業務ならできるということを検討しています。何が得意で何が苦手というアセスメントをしっかりと把握しているのです。
売場部門はお客様に心のこもった接客をすることを一番の目的としています。しかし、売場でこまごまとした作業をしながらでは、真摯にお客様に向き合うことが難しいです。
単純な作業を繰り返すことが得意な総務部ワーキングチームに仕事を割り振ることで、売場部門の販売時間を創出し、お客様へのサービス向上につなげています。
仕事の上でうまく役割分担ができたのだと思います。

自発的な行動を促すために必要なこと

聞き手:

作業をする中で何か工夫していることはありますか?

写真:社員が電話を受け取っている模様

大橋:

ただ指示を待つだけではなく、自分から行動できるように促しています。知的障がいの方々は、言われたことはきちんとできますが、自分の意思で決定することが苦手のようです。
例えば、食堂で「今日はカレーにしたら?」と言うとその通りにしてしまいます。言われるがままにして、指示を待つという傾向があります。本当は、今日はカレーじゃなくてラーメンが食べたいというくらい自分の気持ちが言えるようになるといいですよね。
会社で働いていく以上、会社のワンピースになるように、今どんな作業が必要か、何を優先したらいいか、自分に何ができるかということを考えてもらうようにしています。
そうすると自然とできることが伸びていき、モチベーションが向上すると思います。

聞き手:

作業を行う中で他の部門の方とやりとりもあると思います。 そのとき、障がいのある人が働いていることを知らせたり、理解してもらうようなことはされているのですか?

大橋:

私のやり方がいいかわかりませんが、理解を求めることをしていないのです。
例えば、食堂に行ったとします。私がその人にずっとついて教えたり、何か手伝っていたりしたら目立ちますよね。
それだけで、他の方々は偏見というか特別な人と見るようになります。
一人で食堂に行ってメニューを選んで食べて帰ってきたら何の問題もありません。
初めから「この人は障がい者です」とアナウンスを流してしまうと、みなさん親切にしすぎてしまうのです。
本人ができることまで手伝ってしまい、断ることができない彼らの成長の芽をつんでしまうことになります。
そんなもったいないことをしたくはないと思っています。

聞き手:

写真:社員がペーパーカッターで整理券をカットしている模様

確かにそうですね。
障がいのある人と作業を行う中で、印象的なことはありましたか?

大橋:

作業の中で、整理券を切って順番通りに並べるというものがあります。
全部で1000枚以上あるもので、1枚の紙の中に番号と日付がバラバラになっているものです。
それを切り離して順番通りに並べていきます。すると見事にきっちりと合うんですよ。
私から、「こうしなさい」と教えたりしていないのです。自分たちでやりやすいように工夫しているのでしょうね。

障がいのある社員と会社の「架け橋」として

聞き手:

障がいのある人を採用するときのポイントはあるのでしょうか。

大橋:

基本的には、採用前に実習をしてもらい、業務適性を見極めています。それで、本人の働く意志を確認し、会社もその人に適した仕事の有無を判断し、お互い一致したら採用という流れになっています。
恋愛と同じで相思相愛にならないとうまくいかないと思うのです(笑)。
慎重にお互いを分かり合う実習期間を大事にしています。

聞き手:

なるほど。そうした見極める期間というのも大事なのですね。
大橋さんが、障がいのある方々と接するときに心掛けていることはありますか?

大橋:

誰とでもコミュニケーションが取れるようにしたいと考えています。だから、人と会話するときには名前を呼んでボールを投げてキャッチボールするようにと教えています。
自分の力でいきていくためには困った方がいいと思うのです。困ってどうするかが重要になります。
何も言わずに助けてもらってしまうと、それが当たり前になってしまいます。だけどいつも誰かが助けてくれるわけではありませんよね。
自分から発信する力をつけておかないと本当に困るのは本人です。そうしないと、社内で限られた人としかコミュニケーションが取れないという状況になってしまいます。
よその会社に行っても通用するような人に育ってほしいと思います。本当に困ったときに助けてもらう環境を整備することが私たちの役割だと思っています。

聞き手:

最後に今後の展望について教えてください。

大橋:

来年度になると、障がい者の法定雇用率が引き上げられます。どの企業も、障がい者をどう雇用していいかわからないという問題があると思います。
弊社のような、ハード面を整えるわけではなく、ジョブコーチを設置するなどソフト面を重視して障がい者を雇用していけるということを社会のお役に立てるのであればたくさん発信していきたいと思います。
会社の求めていることと障がいのある人ができることをマッチングさせて、架け橋になっていきたいです。

株式会社眦膕芦I妖   会社公式サイトへのリンク(新しいウィンドウが開きます)

編集後記

株式会社眦膕芦I妖垢瞭睛董△いがだったでしょうか。
今回は、大量の整理券の切断から品だしまで幅広い種類の業務をこなす社員のみなさんが印象的でした。
それぞれ社員に得意な仕事を分担させることで、作業の効率も上がり、社員の方も生き生きと仕事をしていると感じました。このように、障がいがあっても安心して働ける職場がさらに増えることを期待します。


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