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多様な道具を使って、多様なあり方を認められる世の中に 1/4

2006年1月10日掲載

新春インタビューの今回は、AAC(拡大・代替コミュニケーション)や障害者のニーズの研究をされている、東京大学先端科学技術研究センターの中邑賢龍さんにお話を伺いました。

聞き手:

あけましておめでとうございます。中邑さんは昨年、香川大学から東京に移られたのですよね。今年のお正月はいかがですか?香川よりは寒いのではないでしょうか。

中邑:

あけましておめでとうございます。香川は結構寒いんですよ。北が海に面しているので、北風が強いんですね。関東平野は天気がいいじゃないですか。ですから、あまり変わらないですね。

聞き手:

勝手に「香川は四国だから暖かい」というイメージがありましたが、そんなことはないのですね(笑)。

障害の重い人たちの意思を引き出す

写真:両手を組んでいる中邑さん

聞き手:

さて、本題に入らせていただきますが、中邑さんが10年以上前から取り組まれている「AAC(拡大・代替コミュニケーション)」とは、どのようなものなのでしょうか。

中邑:

今までは、障害を負ったときには、とにかく訓練して、回復することを中心に考えていました。しかし、治療を続けていても、治らない人もいますよね。 治らなくても、自分のやりたいことをして生きていきたいという気持ちが普通です。 「訓練ばかりでなく、人に頼んでもいいから、自分の意志を伝えながら好きなことをして生きていきたい。」という思いが、障害のある当事者の中から出てきました。

しかし、当時はそういう人たちの意思をくみ出すというのは、なかなか容易ではありませんでした。特に、重度の障害のある方は難しかったんです。 それで、いろいろな学問領域の人が集まって、障害の重い人たちの意思を引き出すにはどうしたらいいのか、という研究を始めたわけです。それがAACという研究領域です。 一番の基本は、その人が持っている残存機能を活用すること。今できる形で最大限のコミュニケーションを引き出す。AACとは、そういう技法の追求なんです。

聞き手:

適切なコミュニケーション手段を用いて、相手の意思を取り出していくというのがAACという領域なんですね。


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