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運営会社について

「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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インタビュー:「かいかや」とは? 1/3

2006年6月7日掲載

ナムコといえば、ゲームメーカーとして有名ですが、携帯型会話補助装置「トーキングエイド」を発売するなど、福祉事業の分野にも積極的に取り組んでいます。そして、その技術や経験を生かした「遊び」と「福祉」の融合を本格的に目指す"バリアフリーエンターテインメント構想"を掲げ、2004年からはデイサービスセンター「かいかや」を運営しています。

今回は、みなとみらいの商業施設「横浜ワールドポーターズ」6階にある「かいかや」横浜店を訪問し、「かいかや」を企画・運営する部門の責任者である河村さんに、NTTクラルティ社長の丸山がお話を伺いました。

「かいかや」が生まれたきっかけ

丸山:

素朴な疑問なのですが、ナムコさんが、デイサービスセンターを始めたきっかけは何ですか?

写真:談笑する河村さん

河村(以下、敬称略):

弊社はもともとゲームメーカーです。そのゲームマシンをリハビリテーションで使えないかと考えたのがきっかけでした。ゲームをする時の体の動きは、病院でリハビリをする時の体の動きと非常に似ている部分が多いのです。ナムコではリハビリに使うゲームマシンを「リハビリテインメントマシン」と呼んでいるのですが、そのリハビリテインメントマシンをいち早く導入してくださったデイサービスセンターがありました。そこでは、リハビリテインメントマシンを使って機能訓練をしている方と、他の方法で機能訓練をしている方の身体能力の推移を見ていました。それを九州大学病院リハビリテーション部の先生が分析してくださったのです。その結果、反射神経が増すことと、上半身の柔軟性が増してバランスがよくなることがわかりました。

そのころ、私たちはリハビリテインメントマシンを広めようと、様々な施設を見せていただきました。今でこそだいぶ変わってきてはいますが、部屋が保健室のような雰囲気であったり、立地も町外れだったりというところが多かったのです。そういう施設に通いたいかと聞かれたら、少なくとも私だったら嫌だろうと思いました。また、両親にそういうところへ行かせたいかと言えば、それも嫌だなと。親を行かせたい、または、私自身が行きたいと思うデイサービスセンターを作りたいと考え、この事業を始めたのです。

「かいかや」のコンセプトとサービス

丸山:

確かに、自分が介護を受けることになったときに行きたいと思える施設って、あまり無いかもしれませんね。

河村:

「かいかや」は"スピリチュアルヘルス(魂の健康)"をコンセプトとしています。楽しい時間を過ごすことで、身体・心の活性化につながると考えているのです。

そうすると、通いやすく、わくわくする場所でないといけないと考え、街の中核機能である商業施設、そして日常的な感覚も持ち合わせている場所が良いのではないかと。そうしたら、横浜ワールドポーターズに抜群の場所がありました。ここは生鮮食品を売っているマーケットもありますし、日本有数の観光地でもあります。
そうすると皆さん、ここに来ることが楽しみになって、着飾っていらっしゃるのです。さらに、ここのように演出された空間を作ることが、楽しみを盛り上げることに大きな力を出します。
「かいかや」では、"結果としての機能訓練"を目指し、本物感があり、利用する方が主役になれる、ユーモアにあふれるレクリエーションやサービスを提供していきたいと考えています。

丸山:

なるほど。確かにここに来た瞬間「いいな!」って思いますよね。なんか、お洒落なお店にきたみたいで(笑)。 レクリエーションというとどんなことをやっているのですか?

河村:

例えば、ご自身で作ったものを食べるということに人気があります。男性だけで"おやき"を作ったことがありました。そんな時、いつもは介護スタッフに腕を支えられて食事の介助を受けている方の手が動いてたりするのですよ。

他にも、行政に理解をいただいて皆さんと外出した際、普段は歩行に介助が必要な方が、一緒に行った人たちが歩いているのを見て、「私も歩く!」と立ち上がったこともありました。 これが、遊びの力なのだと思います。本当の意味で人を活性化させるのです。 体が活性化すれば心も動く、またその逆もあるのだと思います。


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