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「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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多様性がみとめられる世の中に 3/5

渡米して学んだこと

写真:インタビュアーと語る坂田さん

聞き手:

当事者の皆さんの意見を聞くという努力があって、今のUD研究所があるのですね。ところで、坂田さんは、プロジェクトに異動されてから8年後の2003年に、アメリカへ留学されているとお聞きしていますが、どうして留学されたのですか?

坂田:

TOTO社内での研修で、TOTOの将来の企業価値を考える機会がありました。そのときに、これまで自分が専門としてきた高齢や障害という分野をもっと強固にすることは、自分もやってみたいし、お客様にも喜んでいただけることがあるし、会社にも貢献できると考えたからです。その具体的手段として、体系的に勉強することを決めました。

いろいろ探していたら、老年学という学問があることを知りました。この学問は、高齢者について体系化されているものです。社会学、法学、医学など、さまざまな角度から高齢者の問題等をきちんと整理して勉強できるため、ぜひ学びたいと考えたのです。

聞き手:

老年学という学問は、日本ではあまりなじみがないように思いますが、すでにアメリカでは有名だったのでしょうか?

坂田:

専門職の方は知っていますが、知らない方も多いですね。大学では約1000大学で開講されています。それに対して日本では、1校のみです。

聞き手:

実際に学んでみて、今まで足りなかったと感じたことや、印象的なことがあったら教えてください。

坂田:

私は大学院で学びました。大学院というと、高度な勉強を机の上でやるイメージですが、まず「現場に行きなさい。」と言われたのです。その時、学ぶということの本来の姿を目の当たりにしたように思います。1人1人考え方も言葉も違う、変化に富んだ世界を学ぶには、机上の理論だけでは一生かかっても作業が終わりません。自分で現場に行って、確かめたことを真実として、理論だてて伝えられるように努力しました。

現場での積み重ねた経験の結果、ある程度集約して、ものごとを考えられるようになりました。

それは、日本での経験とは違い、たとえば「障害者は」とひとくくりにしてしまうものではなかったのです。学び方の根本が違う印象を受けました。


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