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発達障害とはどのような障害

2007年3月20日掲載

平成17年に発達障害者支援法が施行され、今まで支援がなかった発達障害者への支援が充実しつつあります。一人ひとり特有の症状を持つ子供たちに、より適した支援をしていくためにはどうしたらいいのでしょうか。
初めに、独立行政法人国立特殊教育総合研究所教育支援研究部で、言語障害や聴覚障害の子どもの研究されている久保山茂樹さんから発達障害のことや支援の重要性について、説明していただきます。

発達障害とは

画像:授業風景

発達障害とは・・・「自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう」と発達障害者支援法第二条に定義されています。具体的に発達障害のある人の子ども時代を考えてみましょう。
運動会の練習で大音量の音楽が耐えられず耳をふさいだまま動けなくなってしまったり、授業中に目に見えるものが次々と気になって集中できず教室から出ていってしまったり、言葉の意味が適切に理解できずすぐにかっとなって友だちに手を出してしまったり、こうやればできるとわかっていても手先が思うように動いてくれずいらいらしたりするなど、一人ひとりに特有で深刻な困難さが生じています。本人は非常に困った状況に日々直面する可能性があるのですが、それは脳機能の障害によって起きるものであって、本人の性格とか保護者のしつけや愛情のかけ方などとまったく無関係に生じるのです。

しかし、こうした困難さを持った子どもたちを集団に適応できない「困った子ども」と見なして厳しく指導したり、保護者を責めたりするような不適切な対応もなされてきました。その結果、子どもも保護者も傷つくことが残念ながら少なくありませんでした。また、発達障害のある人たちは、従来の制度では教育でも福祉でも正式なサービスの対象とはなっていませんでした。このため本人の困難さが理解されないばかりか適切な支援も受けられない状況も起きていました。平成17年4月施行の発達障害者支援法により、発達障害や発達障害のある人が直面する困難さを適切に理解し、乳幼児期から青年期を通して一貫して支援する体制を作り上げるための様々な取組が急ピッチで進んでいます。

発達障害が顕在化するのは集団に入ってからのことが一般的です。幼稚園・保育園や学校の先生方もどう支援したらよいか困っている場合があります。本人も保護者も先生もみなそれぞれの立場で困っている状況があるとしたら、だれか一人を責めることなく手をとりあって困難さの軽減を図るべきではないでしょうか。保健センター、療育センターや児童相談所、児童精神科等の医師がいる病院が協力してくれます。大切なのは診断をつけることそのものではなく、本人の困難さに早く気づき早期から支援を試みることにあると思われます。発達障害という言葉をレッテル張りのためではなく必要な支援を適切に行うためにこそ使ってほしいと願っています。

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ゆうゆうゆうインタビューでも久保山茂樹さんの記事を掲載しています。こちらも、ご覧ください。
障害のある子どもとその保護者への支援が大切久保山茂樹さんの本文はここまで


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