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視覚障害者の情報バリアフリーを目指して1/4

2007年7月17日掲載

全盲である障害当事者としての強みを活かして、視覚障害者向けのパソコンソフトや機器の開発、販売をしておられる、株式会社アメディアの望月さんに視覚障害者の情報環境改善への取り組みについてお話を伺いました。

視覚障害者の情報環境の改善を目指して会社設立

聞き手:

ご自身で会社を設立されたそうですね。なぜ、会社を設立しようと思われたのですか?

望月:

動機はふたつあります。まず、私自身が経済的な自立をしなければなりませんでした。もし就職できなかったら、自ら事業を起こそうと考えていたんです。もうひとつは、コンピューターは視覚障害者にとってもたいへん便利なもので、視覚障害者の情報環境を大きく改善すると確信していました。ですから、ユーザー側ではなく、コンピューター関連のサービスを提供する側になることに、たいへん魅力とやりがいを感じて、会社を設立しました。

聞き手:

設立当初は主にどのようなサービスを提供されたのですか?

望月:

当時、すでに視覚障害者用の音声ソフトやワープロを作っている会社はありました。でも既存の機器の使い方をサポートする仕組みは少なかったのです。ですから、アメディアでは視覚障害者向けのパソコンサポートを始めたんです。
機械を苦手とする視覚障害者がパソコンを使うには、その方に合ったパソコンと周辺機器の選定や設定からサポートし、ある程度使えるまで教えてあげることが必要なんです。

聞き手:

視覚障害者関連のパソコン機器の販売もされていたのですか?

望月:

そうです。いくつか視覚障害者用の製品を作っている会社がありましたので、それらの会社に代理販売を申し出ました。当時は、まだ機器の代理販売をする会社は少なかったので、メーカー側も好意的に受け入れてくれました。

聞き手:

ところで、会社を設立・運営するのは大変だと思うのですが、ご苦労はありませんでしたか?

望月:

設立当初は事務処理に苦労しました。最初に雇った社員も視覚障害者だったので、社内に目が見える人がいなかったのです。

聞き手:

障害者雇用率100パーセントですね(笑)。

望月:

そうですね(笑)。たとえば、物を販売していたので、見積書、請求書、納品書、領収書の書類には必ず印鑑を押さなければなりません。私は、音声ワープロで文章は書けましたが、印鑑をどこにどう押したらいいのかわからなかったので、当時は、「えいや」と勇気を出して押していました(笑)。

聞き手:

受け取った書類についてはどうされていたんですか?

望月:

受け取った書類は、アルバイトを雇って読み上げてもらっていました。


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