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「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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1.誰もが当たり前に活動できる社会を願って

2007年12月4日掲載

車いすで歩いている人と自分の足で歩いている人が平坦な道を行くとき、どっちが早いでしょうか?
私は2本の足で歩いていますが、脊髄損傷の車いすの友人と歩くときは、その友人は私に気遣ってゆっくり歩いてくれます。さらに私の重い鞄も持ってくれますので、私は手ぶらで早足で歩きます。ダイエットにはちょうどいいんです。下り坂になると、彼は私をおいてあっという間に坂の下に行ってしまいます。車いすの人の方がずっと早いのです。ただ長い上り坂や段差があると、初めて私の手が必要になります。

大学でも教鞭をとっていた全盲の友人は仕事の関係で長いこと単身赴任をしていたので家事全般、何でも一人でしてしまいます。洗濯や掃除はもちろんのこと料理では天ぷらも一人でつくってしまうと言っています。「天ぷらはやさしいよ、音ですぐわかるから」と。お酒の大好きな彼は、酒の肴のレパートリーも豊富です。70歳を過ぎたいまも仕事で毎週千葉と大阪を往復しています。
ろうや中途失聴の友人も子育てしながら仕事であちこち飛び回っています。手話や筆談、身振りとあらゆる方法でコミュニケーションしながら。
また、研修の講師をお願いしている仲間もいます。

みんな障害者手帳を持っていますが、私は彼らに何かしてあげることはほとんどなく、いつも頼み事ばかりで私を助けてくれる貴重な仲間たちです。
大変残念なことに"障害者は何もできない人"という思い込みをしている人がいますが、実は有能な人がとっても多いのです。もちろんその障害の程度やその人の考え方によりますが、電動車いすで移動が大変なある人は在宅でパソコンのプログラミングや在宅雇用仲間の育成をしていたりします。
誰でも自分が住みたいところで暮らし、したい仕事や活動ができる社会=ノーマライゼーションを進めたいという願いをもっている私は、ユニバーサルデザインやダイバーシティの普及推進を理念に仕事や活動をしています。そのひとつがNPO法人ユニバーサルイベント協会の活動です。

今回のコラムではその活動のきっかけと内容を3回にわたって紹介させていただきたいと思います。

プロフィール

写真:内山さん

内山 早苗/うちやま さなえ

株式会社UDジャパン代表取締役
NPO法人ユニバーサルイベント協会理事長
社団法人日本イベント産業振興協会副会長
主に企業の人材教育、生涯教育の企画・編集・研修を行う。少子高齢社会への提言、ユニバーサル環境(ノーマライゼーション、ジェンダーフリー、バリアフリー、エコロジー、ダイバーシティ)社会の推進のための研修、ツール、書籍執筆、講演等多数

株式会社UDジャパン 新規ウィンドウを開きます
http://www.ud-japan.com/index.html
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http://u-event.jp/

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