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1.日本でも定着しますかねぇー?日本版TRS(電話リレーサービス)への歩み

2008年9月2日掲載

僕は電話機…

私は幼少期、音声を「聞く・話す「ことができない両親にとって「電話」の役目も担ってきました。自宅に電話が来れば、出られない親に代わって電話を取り、その内容を親に手話で伝え、親の手話返答を音声で相手に伝える…。両親にとっては非常に便利な存在でした。

しかし、幼少の私にとって「電話機」が便利なものではなく、実は厄介なものでもありました。電話の際、必ず電話相手に親が電話に出られない理由(聴覚障害者)を説明しなければならず、それにより電話を拒否されたり「あなた、かわいそうねぇ…」などと用件とは関係のない会話を強いられる事も…。

当時(昭和50年から60年)、セールス電話や宗教の勧誘電話が異常に多く、子どもが知らなくて良いような「大人の事情」も通訳しなければならず、思春期を迎えた頃には、電話にあまり出なくなっていました。(反抗期ってやつですね)

アメリカ!衝撃のTTY!大きな勘違い??

1998年頃に、その過去の嫌な思い出を、全て吹き飛ばす出来事が海の向こうで起きたのです。

当時、仕事でアメリカへ行った時の事、空港で公衆電話を利用しようと目をやると、電話機にキーボードが設置されている物を見つけました。最初はインターネットが利用できる公衆電話かとスルーしていたのですが、そこに2人の老夫婦がやってきて、手話で会話をしていました。しばらく見てると奥さんが、そのキーボード付き公衆電話を使ってカタカタカタカタ打ち込んでいます。「アメリカでは年配の方でもインターネットを使えているんだ…!?」と感心していましたが、よく見るとディスプレーが見当たりません。小さくて横長のモノクロ液晶はあるのですが…。

その場は、その程度の関心しかありませんでしたが、その出来事を現地の友人に話したところ、「それはTTYと言って、文字から音声でやり取りする、話せない人の電話だよ!アメリカでは専用の電話機が売っている。」と教えてもらいました。とっさに私は「その電話機!日本に買っていく!」と言い、電話機そのものが文字から音声に翻訳してくれるハイテクなものだと思い込んでいました。今思えば大きな勘違いでしたが…。

その出来事が、私自身、電話リレーサービスを知るきっかけとなったのです。

プロフィール

写真:大西さん

大西 清/おおにし きよし

1973年 宮城県仙台市生まれ

両親が聴覚障害という環境で育ち、10年間フィッシング(魚釣り)のプロとして活動後、2006年4月、手話・外国語通訳をテレビ電話で遠隔提供する「NTC企業組合」設立、専務理事に就任。同年8月、テレビ電話リレーサービス「ドコシュワ」、モバイル・メッセージ・リレーサービス「MMRS」のCTIシステム開発、携帯電話公式サイト「手話典」を運営する、ICTシステム開発会社「株式会社Loux(ルークス)」を立ち上げる。

株式会社Loux 新規ウィンドウを開きます
http://www.loux.co.jp
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http://www.ntc289.co.jp
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