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バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰から読み取るUDの今後

2008年12月9日掲載

毎年障害者週間に合わせて行われる「障害者週間の集い」が、今年も12月3日(水)に、日本学術会議(東京都)にて内閣府主催で開催された。第一部として、「心の輪を広げる体験作文」「障害者週間のポスター」の最優秀受賞者の表彰式が行われた。続く第二部では、「バリアフリー・ユニバーサルデザイン功労者表彰」の受賞事例発表会が開かれた。
「バリアフリー・ユニバーサルデザイン功労者表彰」は、ユニバーサルデザインの推進に関して顕著な功績・功労があった個人、団体に贈られるもので、昨年度までは「バリアフリー化推進功労者表彰」として官邸で授与されていたものである。
「障害者週間の集い」の一部に組み込まれたこの機会に、障害の有無に関係なく誰もが共生できる社会の実現にむけ、どのようなユニバーサルデザインの推進が必要とされているのか−。今年度の受賞事例から、改めて考えてみたい。

写真:障害者週間の集いの様子

今年度「内閣総理大臣表彰」として選ばれたのは、「富士ゼロックス株式会社」と、「品川区立戸越台中学校」であった。
「富士ゼロックス」は、1989年より「社会貢献プログラム」として、弱視の児童・生徒のための「拡大教科書」を制作するボランティアなどに対し、各地のショールームで無償拡大コピーの場を提供してきた。2007年度の実績は、全国で82ボランティア団体が活用し、48拠点で、79万枚のカラーコピーを無償で提供している。複写機製造・販売という同社の特性を活かし、全国のボランティアと連携を取り、継続的かつ発展的に行ってきた地道な取り組みが評価された。
一方、「戸越台中学校」は中学校と福祉施設の複合施設という大変ユニークな事例である。中学校からエレベータでお年寄りが住む福祉施設まで直結した造りになっているという。運動会や合同防災訓練、七夕交流会・屋上緑化園の一部管理など、建物の特徴を活かし、定期的に交流を行っているそうだ。こうして年間を通してお年寄りと触れ合うことで、生徒にとってもお年寄りにとっても「心のバリアフリー」が進む先進的な取り組みとなっている。また、高齢者模擬体験や介護体験も行い、高齢者への理解を深める教育活動にも力をいれていることも興味深い。

全体を通して印象に残ったことは、「教育」に関連する受賞事例が多かったことだ。「戸越台中学校」の取り組みのように、人々が日常生活の中で、バリアフリーやユニバーサルデザインを意識する機会が持てれば、「心のバリアフリー」も進んでいくのではないだろうか。
日本社会の中でまだまだ障害者に対する誤解や偏見はあるだろう。障害のある人が、社会の中で「当たり前の存在」として共生していくためには、今後も障害者週間だけではなく、受賞事例のように普段の生活の中から正しい理解を広めていく取り組みが期待される。障害のある人をひとりの人として尊重できる心が、物やサービスだけにとどまらない、本当の意味での「バリアフリー・ユニバーサルデザイン」の社会を作っていくのだろう。

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