メニュー
ログイン
運営会社について

「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

本文ここから

「自分ができないことはできなくてもいい」と認めることによって、チャンスが生まれる。 2/4

写真:ペンを片手に持ちながら語る紺野さん

聞き手:

その想いから、ホノルルマラソンにも出場されたのですね。

紺野:

高校の時に毎年45kmマラソンがあったのですが、1度も完走できなくて、すごく悔しい想いをしました。それまで、みんなと一緒に活動できていたのに、マラソンはできませんでした。その悔しさから、時間無制限のホノルルマラソンにチャレンジすることにしました。結果は、残り数kmのところでギブアップでした。でも、初めて「できないことはできなくていい」と、自分を認めることができました。

聞き手:

自分を認めることができたというのはどういうことですか?

紺野:

小さい頃から健常の方と一緒に活動していましたが、それは形だけのことでした。できないことがあると気づいていても、自分で認めたくなかったのです。でも、死力を出し切ってもできないことはある、できないことはできなくていいと、初めて自分を認めることができたのです。

人の人生観を変えられるような職業へ

聞き手:

学生時代にいろいろな経験をされ、卒業後はホテルに就職されたそうですが、なぜ、ホテルマンになろうと思われたのですか?

紺野:

大学時代の塾の講師のアルバイトがきっかけでした。初めはあまり成績のよくなかった生徒が、卒業の時には学年トップになり、生徒の親から「紺野先生のおかげで子どもの人生観が変わりました。」と言われました。それで、職業でもそのような仕事に就きたいと思ったのです。ちょうどその頃、中谷彰宏さんの「ホテル王になろう」という本に出会いました。これこそ究極のサービス業だと思い、ホテルの仕事をしようと決めたのです。

聞き手:

ホテルマンを目指し始めてどうでしたか?

紺野:

いざ、就職活動を始めてみると現実は厳しくて、何十社も落ちました。面接で2歩歩いただけで「うちは障害者はいらない。」といわれたこともあります。面接を受け続けた結果、ようやく1社から内定通知がきて、とてもうれしい気持ちになりました。ところが、入社前の懇親会で、人事の方から「君は税金対策で雇っただけだから接客ではなく、事務の仕事をしてもらう。」と言われました。本当にショックでした。でも、ホテルでは裏方がいるから表の人がサービスできるんだと思って頑張りました。

2、3年経って、自分より新入社員の方がキーボードを打つのが早いことなどが、辛く感じられるようになりました。やがて、5年目に自立神経失調症になって10kgもやせてしまい、これ以上は続けられないと思って会社を辞めました。体の声を聞くことは大切なことです。会社を辞めてからは元気になりました(笑)。


投稿された内容の著作権は投稿者に帰属します。
投稿のルールは「このサイトについて」をご覧ください。

協賛企業のご紹介

特別協賛企業の製品・サービスのご紹介