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「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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2.「聞こえないって、どんなこと?」

2005年12月9日掲載

皆さんは、例えば、目が見えないという状態や車いすを使って歩くという体験をされたことがあるかもしれません。
“体験”というのは、やめたいと思えばその場でやめられてしまうというものではあっても、そういう体験を通して、ほんの少しは、障害を持たれていらっしゃる方々の不便さを理解しようと努力することはできるかもしれません。
また、日常の中において、目で見て、それらの障害をお持ちの皆さんの不便さを感じることができるチャンスがあるかもしれません。

しかし、聴覚障害は「体験できない、見て理解できない障害」と言われています。
手で指で耳をふさいでみて、無音にはなりません。身体に障害がない方だったら、聞こえないということを、周りの人は見ただけではわかりません。
聞こえていれば、台所で炊事をしながら、ラジオやテレビの音を聞き、来客のドアチャイムも聞き、お子さんからの問いかけに答えることができます。学生であれば、下を向いてノートを取りながらも、先生の話を聞き続けることができます。
でも、聞こえなかったら?
外見で障害がわかりませんから、親切で後ろから声をかけてくださった方に反応できず、「無視した」と誤解されてしまうこと、後ろからくるバイクや車のクラクションが聞こえなくて、命に関わりそうな恐ろしい思いをされたこと、サイレンも物音も聞こえませんから夜中に火事や泥棒などが不安で目を閉じてしまえず、何日も眠れなかったこと、炊事をしていて、聞こえるお子さんが話しかけていることに気付かず、「もう、お母さんなんか話さない」と泣かれてしまったということ・・・

一番の理解者である家族との団らんの時間さえ、会話が聞こえず、何回も聞き返すと「もう、いいよ」と言われ、テレビの内容に一緒に笑うこともできない。
そんな、様々な思いをお聞きします。

それから、「効果音」とか「BGM」と言われるように、“音”が伝えてくれるものには、とても一言では言い表せない、様々な表情や感動、それから多くの情報が含まれています。

ヘレンケラーが「神様が一つ、与えてくれるとしたら、見えることと、聞こえることと、話せること」のどれを希望するか?と聞かれたとき、「聞こえるようになりたい。だって、人とコミュニケーションを取ってみたいから」と言ったそうです。

そんな思いを、想像し、理解しようと努力できる人間でありたいと思います。


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