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仕事をする楽しさを分かち合うために1/4

2007年3月27日掲載

ジョブコーチ支援を通して、障害のある方の幅広い就労支援を実現するために活躍されている小川浩さんにお話をお伺いしました。

「ジョブコーチ」と運命の出会い

写真:笑顔で語る小川さん

聞き手:

多岐にわたって活動をされていますが、一週間をどのようにお過ごしですか?

小川:

一週間のうち4日は、大妻女子大学で教壇に立っています。このほか、大学で仕事を始める前から続けている社会福祉法人「横浜やまびこの里」に1日。このふたつの仕事の合間をぬって、ジョブコーチ支援のNPO法人「ジョブコーチネットワーク」(以下、JC-NET)での活動をしている、という感じです。

聞き手:

ジョブコーチとは、どのようなものなのですか?

小川:

あえて大まかに言うと、企業の方と深く連携して就労支援をする人たちのことを指します。もっと狭く言うと「障害の特性を知っている人が、障害のある方々に仕事を教える」ということになるのですが、実際は、仕事の内容を教えるだけでは就労に結びつきません。企業は常に、環境が変化していきます。障害のある方に、仕事の訓練そのものだけではなく、入社後も変化に対応できるように支援していかなければ、「仕事」として成り立たないのです。ただ、障害のある方にとって、環境などの変化に対応するということが難しいこともあります。ですので、企業の方には、障害のある方の特性や環境を理解していただけるよう、働きかけていくことが必要になるのです。就職し、そこで働き続けていけるように、企業の方と障害のある方の調整役がジョブコーチの役割だと考えています。

写真:手振りを交えながら語る小川さん

聞き手:

小川さんとジョブコーチとの出会いは、どのようなきっかけだったのでしょうか?

小川:

学生時代からお金を少し稼ぐことよりも、「人」と触れ合う仕事をしたいな、と漠然と感じていて、卒業後は、知的障害のある方の入所施設に就職しました。1980年ころのことです。入所施設では、それこそ24時間体勢で、本人も指導員も就労前の訓練を一生懸命やっているのに、いざ就職すると長続きしない。なぜだろう?と悩み、考えたのですが、当時は、理由が全くわかりませんでした。それでもなんとかしなければ、と思っていた矢先に、業界誌や、勉強会でジョブコーチというものを知ったのです。ぜひ、体験したいと思い、アメリカで行われた研修に参加しました。行ってみて本当に良かったと今でも思います。それはもう「目からうろこが落ちる」経験だったんです。このときの体験が今の私の原動力になっています。

聞き手:

どのような点が印象深かったのでしょう?

小川:

当時は、障害のある人が「働く」ことの難しさをひしひしと感じていて、「無理なのかな?」と思ってしまうこともあったのです。ところが、アメリカではみんな生き生きと働いている。それはすごい衝撃でした。この研修を通して、やっと支援方法のイメージが見えたような気がしたのです。「単に仕事の内容を教えるのではなく、『本人』と『仕事』と『環境』をつなげていけばいい」と、発見できたことが一番の収穫でした。


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