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国際福祉機器展2006:バリアフリー体験記1/3

2006年10月24日掲載

新バリアフリー法の制定などもあり、高齢者や障害者にとっても移動しやすい街づくりが進んでいます。どんな点が使いやすくなっているのでしょうか?
普段、車いすを利用している私の移動手段は車なので、あまり電車に乗ったりする機会はありません。でも、公共交通機関のバリアフリー状況はどうなのか、興味がありました。
そこで、今回は、思い切って公共交通機関を利用して、国際福祉機器展が開催されている東京ビッグサイトまで日帰り取材を決行。京王電鉄の飛田給駅から出発し、JR新宿駅(山手線・内回り)・新橋駅(ゆりかもめ)・国際展示場正門前経由で東京ビッグサイトに行くことにしました。
新宿駅で視覚障害のある社員と合流しての道中記です。

VIP待遇?

最寄駅に到着して、取材スタートです!駅員さんに新宿、新橋経由で国際展示場正門前まで行きたいことを伝えたところ、乗車までつきっきりでお世話してくれました。乗り換え駅を伝えていたので、各駅の駅員さんが出迎えてくれ、改札を出るまで案内してくださいました。おかげで、初めて利用する駅でも迷うことはありませんでした。

最寄り駅はバリアフリーだった!!

写真:調布市福祉のまちづくり整備基準の看板

飛田給駅は、平成13年に東京スタジアム(現味の素スタジアム)のオープンにあわせ、改築され、「調布市福祉のまちづくり整備基準」に指定された建物です。
駅の北口と南口、上下線の各ホームにエレベーターが設置されており、これなら安心して介助者がいなくても、ひとりで利用できそうです。また、構内には車いす対応トイレも整備されていました。

京王線ホームの状況

飛田給駅から新宿駅まで、停車駅の車両とホームの段差・隙間を車内からチェック。予想していたよりも段差や隙間がない駅が多く驚きました。
バリアフリーへの対応が未整備な駅だと、ホームと車両に高い段差や大きな隙間ができ、乗降がとても大変ですし、危険もあります。
「人にやさしい京王」とPRしているだけのことはあると感じました。

写真:電車内から見たホームとの段差がない乗車口

新宿駅は巨大迷路

さぁ、新宿駅に到着です。ここではJR山手線に乗り換えます。切符を買うために券売機へ向かいました。まず、最初に目に留まったのが、視覚障害の方への配慮です。券売機には、テンキーがついていました。これを使うと音声ガイダンスを聞きながら操作できるようになっています。これなら、タッチパネルでの操作が難しい人でも、切符が買えますよね。
また券売機の横には点字料金表もありました。点字を読むことができる人であれば、人に尋ねなくても、行き先までの料金を調べることができます。 駅の中に設置されている点字ブロックに沿って歩けば、テンキーつきの券売機や点字料金表に誘導されるようになっており、視覚に障害のある人でも簡 単に探すことができますね。

さて、この新宿駅。利用したことのある方はご存知だと思いますが、JR・小田急・京王等、各電鉄の駅が集まっているターミナル駅です。使い慣れていない人にとっては巨大な迷路みたいなものですよね。 車いすの場合、階段があるために、標識どおりに進めないことが多々あります。 山手線の内回りに乗り換えようとしたときも同じ思いをしました。

写真:エスカルで階段を上る様子

駅員さんにホームまでの行き方を尋ねると、エスカルという車いす用階段昇降機が設置されている階段に誘導してくれました。この昇降機を利用するためには、通行中のお客さんたちに脇に寄ってもらう必要があります。つまり、お客さんたちを脇に誘導をする駅員さんと、昇降機を動かす駅員さんの二人がかりになるのです。 私ひとりを誘導するために、二人の駅員さんの手を煩わせ、他のお客さんにまでご迷惑をかけるのは心が引けます。
重い荷物を持っている人、高齢の方・・・、さまざまな人がいきかう駅。障害のある方の利用も多いことでしょう。ぜひ、一日も早く、誰もが気軽に使用することができるエレベーターを、全ホームに設置して欲しいと感じました。


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