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運営会社について

「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

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ゆうゆうゆう サイト開設記念インタビュー 1/4

2005年4月1日掲載

障害者雇用の拡大を目的として、NTTが新たに立ち上げたNTTクラルティ。その業務の軸となるのが、このポータルサイト『ゆうゆうゆう』です。これは、障害のある方々への有益な情報提供はもちろん、ヘルパーやボランティアなどに関する情報も満載したポータルサイトです。制作に携わるスタッフは下肢障害や視覚障害など、障害のある社員ばかり。自らの体験や、いま置かれている状況をふまえて企画をたて、取材をし、よりリアリティのある情報提供を目指しています。そのリリースに先立って、20歳を過ぎてから水泳を始め、アトランタとシドニーの両パラリンピックで金メダルを獲得。さらには昨年、アテネにおいても、出場した6つの個人競技全てにおいて金メダルを獲得するなど、輝かしい成績を残し、現在は日本テレビの嘱託社員として働く、成田真由美さんをお招きして、障害のある方を取り巻く社会的環境、仕事のこと、そしてこれからの社会へ対する期待など、さまざまなお話しをうかがいました。

ゲスト:成田真由美さん(パラリンピック水泳金メダリスト)

聞き手:丸山直樹(NTTクラルティ株式会社 代表取締役社長)*2005年4月現在

海外との障害者に対する意識の違い。 それは個人の意識の問題。

 

丸山:

成田さんは、水泳競技を通じていろいろな国を訪れることと思います。そうした中で、障害者に対する意識の違いについても多くの意見を持たれていることかと思います。そこでまずは、日本と海外における障害者の方に対する現状の違いというところからお聞きしたいと思うのですが。

成田:

そうですね、率直に言って日本はまだいろいろな意味でバリアの多い国だと思います。たとえば、車いす専用の駐車スペースがあったとしても、障害のない方の車が平気で止まっていたり、車いす用のトイレがあっても普段は鍵がかかっていたり…イザという時に使えない施設が多いんです。ところが海外の場合は徹底していて、車いす用の駐車スペースに健常者が車を止めたら500ドルの罰金を払う制度があるなど、障害のある人々の権利を守る根本的な仕組みの在り方自体が全く違います。おそらくこれは、人の意識の問題なんでしょうね。

丸山:

なるほど。私共も今度、20名ばかりの障害のある方を採用しましたが、その半分が車いすの方でしてね。ならばその社員の移動手段として車を持ちたいなと思ったのですが、日本の場合は個人ならば駐車禁止除外の駐車許可がもらえるけれど、法人登録された車では駐車許可が出ないと。これでは会社で車を持っても使えないなと考えていたのですが…。

 

成田:

そもそも本来は、車いす用の駐車スペースなど必要ないと私は思うんです。今みなさんが使われている駐車スペースが、あとわずか1メートル広ければ充分なんです。むしろ、そうすれば誰もが使いやすいスペースになるじゃないですか。それがユニバーサルデザインというものですよね。

丸山:

認識の違いということですね。つまり、障害というところだけにフォーカスしてはいけない。もっと広く人間を見なくてはいけないと。

成田:

そうです。つまりは先ほども申し上げた、人の意識の問題なのです。話を深めるならば、子供が私の姿を見ますよね、すると「あ、可哀想…」という目で見るわけです。突き詰めれば教育の問題まで話しは及んでしまう。つまり、車いすだから、障害があるからではなく、それ以前に人間は皆平等に生きる権利があり、生活する権利がある。それを人や社会が改めて認識して、制度や形にしてゆくべきだと思うのです。


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