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野球はいろんなことを教えてくれる 1/5

2006年5月16日掲載

障害者野球チームの東京ブルーサンダースの監督を務め、野球の楽しさ、勝負の厳しさを情熱的に指導されている、矢本敏実さんにお話をお聞きしました。

障害があっても野球はできる

写真:談笑する矢本さん

聞き手:

初めに、矢本さんは、東京ブルーサンダースという障害者野球チームの監督をされているとお聞きしていますが、監督をされるようになったきっかけを教えてください。

矢本:

私は、東京都多摩障害者スポーツセンターで、障害のある人のスポーツ指導員をしていました。体育館で、キャッチボールしながら遊んでいるときに、2、3人から「野球をやりたいんだけど、チームがなくて困っているんだ、矢本さん、監督してくれないか。」と言われたんです。当時、障害のある人の中には、野球が好きだからやりたいけれど、できないという人がたくさんいました。一般の野球と同じボールやバットを使わなければいけないことと、フィールドが大きくて、動きが取れないことが理由でした。でも、できる範囲でやればいいのではないかと私は思ったんです。もうひとつ、私は野球を通して成長することができたので、社会に野球で恩返ししたいという気持ちがありました。当時、指導員がいなかったこともあり、彼らの思いに応えていきたいと考え、チームを作りました。

聞き手:

東京ブルーサンダースはどういうチームなんですか?

矢本:

みんなが同じ目標に向かっているチームですね。「頑張って勝っていこう」を合言葉に、日々努力をしています。やるからには、みんなに勝つ喜びを知って欲しかったんです。打ったり、投げたりしているだけでは試合には勝てません。ではどうするのか?勝つためには、あるいは目標を達成するためには、努力することも必要だということを、みんなにわかってもらいたいと考えました。その甲斐あって、チームのメンバーは、みんな努力しています。野球だけでなく、仕事に反映させて頑張っている人が多いので、嬉しく思っています。

聞き手:

勝つためには、なによりも努力が大切なんですね。

矢本:

毎日の素振りやバッティングセンター通い、またキャッチボールなど練習の合間に努力した人は練習時にすぐわかります。身体に切れがあるので・・・

聞き手:

みんながひとつの目標にむかうことは、良いですね。今、チームにメンバーは何人くらいいるんですか?

矢本:

一時は、20人くらいいました。仕事の関係や、転勤、障害が重くなり、野球ができなくなってしまった人もいて、今は15人くらいです。

聞き手:

東京ブルーサンダースができた当初は、何人くらいいたんですか?

矢本:

活動を始めて1年間くらいは、4人でした。休みの人がいたときなどは、3人でキャッチボールをしたり、一箇所でノックをしたり、そんな練習が1年間くらい続きました。だから、初めのころは、野球の練習なんてできなかったですよね。

聞き手:

人数がそろったのはどれくらい経ってからだったんですか?

矢本:

1年半後で、10人くらいだったでしょうか。それも野球だけでなく、違うスポーツと掛け持ちでやっている人が半分くらいいたので、試合があっても、「他の予定と重なって行かれない。」ということもよくありました。そんなこんなで、メンバーが集まるまでに2年、3年かかりましたね。


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