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バレーボール日本代表の猪野選手に迫る!

2009年8月28日掲載

9月5日から15日までの11日間、台北で行われる第21回夏季デフリンピックのバレーボール日本代表副キャプテンを務める、サンクステンプ(株)(障がい者雇用促進研究所)の猪野さんに、大会にかける意気込みなどについてお話を伺いました。

4回目のデフリンピックに挑戦!

聞き手:

まずはデフリンピック出場、おめでとうございます。
9月に開催される台北大会に、バレーボール日本代表の副キャプテンとして参加されるそうですね。

猪野:

はい。私にとっては、1997年のデンマーク大会から始まって、オランダ大会、オーストラリア大会に続き、4回目のデフリンピック出場になります。

写真:サーブの構えをしている猪野さん

聞き手:

連続で4回出場というのは凄いですね!
小さい頃からバレーボールをやっていたんですか?

猪野:

いいえ。私がバレーボールを始めたのは20歳のときですから、選手としては遅めです。大学時代はバスケットボールをやっていました。
しかしあるとき、バレーボール部の先輩から「バレーボールで世界を目指してみないか?君のジャンプ力があれば大丈夫」という、力強い言葉をかけてもらったのがきっかけで転向しました(笑)。

聞き手:

実際にやってみての感想はいかがですか?

猪野:

バスケットボールは相手とぶつかり合うことが多いのに対し、バレーボールはネット越しに相手と戦うので、人とぶつかり合うことをあまり好まない私にとっては、バレーボールの方が合っているかなと思います。

聞き手:

デフリンピックで行われるバレーボールには特別なルールなどはあるんですか?

猪野:

通常のバレーボールと同じです。ただ、審判の笛の音が聞こえないので、選手には旗を使用して合図が送られます。

聞き手:

なるほど。旗があればわかりやすく安心してプレーができそうですね。
猪野さんがそこまでバレーボールに夢中になれる理由はなんでしょう?

猪野:

自分を支えてくれる仲間やスタッフに、なんとかいい結果を残して、恩返しをしたいという思いで、今まで練習に打ち込んできました。
現状に満足することなく「どうやったらもっと上手くなるか」「どういう練習をしたら勝てるのか、楽しめるか」と常に考えチャレンジする気持ちを持ち続けることが大切だと感じています。また私は、競技を始めたのが遅かったことから人一倍、「周りの選手に負けるものか」という思いがあり、日々ハードな練習を行ってきました。その結果が今の自分を作っているのかなと思います。
ただ、残念なことにバレーボールは聴覚障害者に、あまり人気がないんです。そのためにも、台北ではいい結果を出して少しでも多くの方に、バレーボールの楽しさを知ってもらえたら嬉しいです。

写真:インタビューに答えている猪野さん

聞き手:

その練習の成果を発揮する晴れ舞台が、デフリンピックですね。
国際大会を戦う上で、重要なことはなんでしょう?

猪野:

やはり体調管理は重要です。体調を崩して試合に出られない選手はたくさんいます。ですから、海外で大会がある場合は、普段から食べ慣れている日本食を持参して、食事面から体調を整え万全な状態で試合に望むことも私たち選手の役割だと考えています。
もちろん、スタッフにも協力していただけるのですが、最終的な自己管理は本人の責任です。それから私の場合には、開催地の台北の気候に慣れるために、走ったり、サウナに行くなどして暑さ対策を講じ、精神的にも体力的にも徹底した準備を心がけています。

聞き手:

では、最後にその台北大会にかける思いを聞かせてください。

猪野:

私自身、デフリンピックに4回出場して、まだ1度もメダルを取っていません。そのためにこの4年間は、日本人の小さな体格をカバーするべく「サーブで相手のリズムを崩して、攻める」スピードバレーをテーマに、練習を積み重ねてきました。
そして昨年のデフバレーボールチャンピオンシップでは3位になることができ、世界と互角に戦えるようになってきたという自信がついたので、今回の台北大会では金メダルを目指し頑張ります。
個人的には、副キャプテンということで若手を引っ張る立場ですから、チーム全体のメンタル面を上手くサポートし、選手たちのモチベーションを上げていきたいです。そしてまずは、大事な初戦に勝利し弾みをつけ、金メダルを目指します。

聞き手:

本日は大会前の貴重な時間にお話を伺わせていただき、どうもありがとうございました。
猪野さんを始め、日本選手の活躍を楽しみにしています。金メダル目指して頑張ってください。

プロフィール

写真:猪野さん

猪野 康隆/いの やすたか

1974年6月 大阪生まれ 3歳のころ、先天性感音難聴と診断
1995年11月 筑波技術短期大学入学後、バスケット部に所属するもジャンプ力を見込まれバレーボール部に転籍
1996年3月 筑波技術短期大学卒業
1996年4月 美容・医療品メーカー入社
2006年7月 サンクステンプ(株)入社(チャレンジド・サポート室所属)
現在は、チャレンジド・サポート室に所属し、手話講座の講師をはじめ、WEBサイト「手話キャンパス」の制作なども行っています。

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