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1.モバチュウで拡がれ!障害者スポーツ

2008年4月8日掲載

私は、地元金沢の友人たちの電動車椅子サッカーチーム「金沢ベストブラザーズ」のファンです。電動車椅子に乗った4人が1チームとなり、バスケットボールのコートで試合をします。ジョイスティック一つで駆動し、戦うこの競技は、重度障害がある人もプレーでき、老若男女問わず、チームを構成できます。とてもユニバーサルなスポーツです。
2003年秋、金沢ベストブラザーズはブロック大会で優勝し、念願の全国大会への切符を手にしました。しかし、選手の一人が大阪で行われる試合に行かないと言うのです。私は何故か腹立たしくさえ思えました。「どうして行かないの?」答えはこうでした。「体調が万全でないから、お医者さまが今回は見送ったほうがいいと」。今度は私はびっくりして、次に忸怩(じくじ)たる思いに至りました。電動サッカー大好き、などと言っておきながら、障害者スポーツの現場ではこういうことがあるんだということさえ知らなかったからです。「行って欲しい」、私は彼に本当に行って欲しいと思いました。しかし、何ともし難いのです。
そのとき、メンバーからある妙手が浮かびました。ケータイのテレビ電話で大阪の会場から生中継をしようというものです。ケータイで撮影した動画を専用に開設したホームページに中継します。自宅で試合を見て、また、ケータイから試合に出ている選手に応援もできるのです。

当日、会場では全国から来た多くの選手やチームの関係者の方に中継を見ていただきました。同じように障害が原因で長距離移動が困難なため試合に出場できない選手が他にもいました。そして、「今度は自分たちのチームも地元から応援を送ってもらいたい、来年も是非中継してほしい」との声をいただきました。翌年から大会の主催者である日本電動車椅子サッカー協会の公式中継として毎年行うことになりました。
大阪から戻った私は最高のプレゼントをいただきました。自宅で応援を送ってくれた選手の写真です。彼はパソコンの前でユニフォームを着て試合を観ていたのです。「一緒に戦っていたんだ」。胸が熱くなりました。
その後、車椅子バスケットボール、視覚障害者サッカーなどの中継も実現しました。私たちはこのモバイルでの中継に心からの親しみを込めて「モバチュウ」と名づけました。

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写真:車椅子サッカーの試合を撮影している様子  写真:選手のインタビューの様子  写真:モバチュウのトップ画面

プロフィール

写真:伊藤さん

伊藤 数子/いとう かずこ

NPO法人STAND副代表理事
株式会社パステルラボ代表取締役
1991年、コミュニケーションをテーマに企画会社パステルラボ設立、代表取締役。
2005年にそれまで取り組んでいた障害者スポーツの活動を統合してNPO 法人STAND 設立。
2006年 総務省 u-Japanベストプラクティス
2006年 日経地域情報化大賞 CANフォーラム賞
2008年 MCPCアワード 特別賞

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http://www.i-project.jp/stand/
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http://www.pastellabo.co.jp/

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