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障害者も楽しめるレンタルカート-中井インターサーキット

2011年6月28日掲載

写真:左に2人用と右に車いす利用者用のカート

「モータースポーツ」と聞いて、みなさんは何が思い浮かぶでしょうか?「バイクレース」「F1」「モーターボード」など色々あります。「障害のある人には難しいのでは…」と思う方も多いかもしれません。
今回は「障害者も楽しめるモータースポーツ(カート)」をご紹介します。障害のある編集部員がサーキット場にお邪魔して「カート」を体験!
どのようにして乗ることができるのか、乗り心地などはどうだったかなどレポートとしてお伝えします。

カートの概要

カートとは…

主にレースで使用される「小さい自動車」のことです。

手動式レンタルカート

今回体験したカートは、フリーライン社(イタリア)の手動装置が付いたカートで、この装置は特別注文で製作したのではなく、一般に販売されておりほとんどのカートに取り付け可能のものであり車いすの方でも簡単に操作できるアクセル&ブレーキとなっています。中井インターサーキットでは90ccのヤマハ製カートに取り付けられており、運転免許不要、初心者でも簡単に乗ることができます。乗り降りについては、スタッフの方が補助してくれます。

2人乗りカート

こちらは通常は親子などで乗るものです。スタッフの方が運転して、視覚に障害のある方でも、後部座席に乗って風を受けるスピード感、カートの加速、横G(遠心力)、などを感じられます。ヘルメットを着用し、後部座席は3歳から乗車可能であるため安全を考慮してシートベルトが用意されています。

体験者・運営者からのコメント

編集部の車いす利用者・視覚障害者が実際に体験してみました。各編集部員のコメントと中井インターサーキットの運営者よりコメントを掲載します。

車いす利用者からのコメント

写真:車いす利用者がカートに乗り移っている様子

いよいよ体験スタート!一番最初に車いすからカートへの乗降があります。
車いすからカートへ直接乗り移るのは困難なので、専用台が準備されていました。
その専用台へ移動し、次にカートのシート(運転席)へと乗り移るのです。慣れない動作なので少し不安でしたが、スタッフの方が親切に指導してくれ、またサポートもしてくれるので初めてでも大丈夫でした。
シートはパケットタイプでお尻を深く包み、走行中の体の位置を保持してくれる設計になっていました。

エンジンはボタン一つで動がし、ハンドル裏面の手動装置は左がアクセル、右がブレーキの役目をします。
ハンドルは左右に45度程度しか旋回しないので、ハンドルから両手を離す必要がなく、常に左手はアクセル、右手はブレーキを握った状態です。

コースは一周400メートル!
最初からアクセル全開で走行したいと思っていましたが、全身に風を受け地をはうような走りにスピード感が増し、思ったようにアクセルを踏み込むことができませんでした。またカーブでは横G(遠心力)を強く感じ体を保持するのも一苦労でした。
しかし、2・3周走行するとコツをつかみ、コーナーを曲がるときの快感や、最高スピード(50キロ)を楽しむことができました。モータースポーツを本格的に楽しみたい方はもちろん、子供と一緒に楽しみたい方、カップルでモータースポーツに挑戦してみたい方に最適なサーキットでした。

視覚障害者からのコメント

写真:視覚障害者が2人用カートに乗っている様子

体験前は緊張感あふれるものでした。早速スタッフの方にカートの横まで連れて行ってもらい、ヘルメットをかぶせてもらいました。後部座席に乗り込み、シートベルトを着けてもらい、「まずは5周くらいにしましょう。早すぎて恐かったら声をかけてください。」と説明を受け、いざサーキットへ!

1周400メートルのコースを5周、最高時速約50キロで走りましたが、体感速度は、遥かにそれを凌ぎ、迫力満点でした。カーブ地点での圧力間(横G)はかなりのもので、「レールのないジェットコースター」のようでした。
地面を水平にきるような走りと、宙に浮いているような感覚、わずかに視界に入る景色。1回は経験するのに値すると思います。ヤミツキになるかもしれません!

運営者からのコメント

障害がある・なしに関係なく、すべての人がモータースポーツを楽しめるように障害者用カートを始めました。手動式のキットの値段が高かったこと以外は、トイレが一番問題でした。
水道・下水道設備がないため、水道は雨水を利用し、トイレは仮設トイレを使用しています。車いすの方でも利用できる仮設トイレがあったので、実施に至りました。

1人でも多くの方が「モータースポーツは楽しい、来て良かった」と思えるように工夫していきたいと思います。まずはカートの存在自体を知らない方が多いので、ここで走るだけではなく、何かのイベントでも使ってもらったりしながら、できるだけアピールしていきたいと思います。
施設としては小さいサーキット場ですが、身障者用トイレも完備していますので、ぜひご利用ください。

編集後記

障害者が楽しめるアウトドアスポーツで、しかもかなりのスピード感を味わえるサーキット場は画期的なものだと思います。
障害者でもサーキット場でカートを体験できるという情報が広がり、お客様が増えていくといいですね。お茶を飲んだり休憩できるようなスペースがあると、さらに楽しめるスポットになるかもしれません。
みなさんも、足を運んで迫力あるスピード感を体験してみてはいかがでしょう。

中井インターサーキット

住所:神奈川県足柄上郡中井町境1023
東名高速道路「秦野中井インター」より車で3分

中井インターサーキット新規ウィンドウを開きます。
http://www.kidsracing.info/

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