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絶えず挑戦する人生 1/4

2006年1月24日掲載

地上高50センチの世界から、独特の世界観を写真で表現している、田島隆宏さんにお話を伺いました。

虫の視線と同じ高さ

写真:カメラの構えをしている田島さん

聞き手:

「地上高50センチの世界」を写そうと思われたのはどうしてですか。

田島:

私は、電動車いすを改良した、電動移動車(愛称:バッファロー号)を使っています。電動移動車というのは、ストレッチャーをベースにして、小さなタイヤをつけたようなものです。いつも、その移動車に腹ばいに乗って、動きまわっています。ちょうど乗ったときの私の目の位置は、地上から50センチほどなんです。それが私の世界です。

聞き手:

自分の世界を、写真で表現しようと思ったきっかけは何ですか?

田島:

電動車いすを使っている友達が、写真を撮っていたんです。手で写真が撮れるんだから、口でも写真が撮れるんじゃないかなと思いました。
最初は、カメラのことがよく分からず、「アップ写真(近接撮影)が撮れない。」と、悩んだ時期もありました。その当時は、コンパクトカメラを使っていたので、カメラ自体に近接撮影の機能がなかったんです(笑)。

それから、近接撮影ができる一眼レフカメラに替えました。でも、当時の一眼レフカメラは、オートフォーカスの機能がありませんでした。カメラを替えたのはいいのですが、自分ではピントを合わせることができませんでした。だから、誰かにある程度ピントを合わせてもらっておいて、撮りたい物に近づき、シャッターを切っていたんです。でも、あちこち動いているうちに、シャッターチャンスを逃したりして、思うような写真が撮れないことがありました。「なんとか自分で、ピントや、シャッタースピードを決めたい。何かいい方法がないだろうか。」と、考えていたとき、車いすのスポークが目につきました。スポークは中心から放射状に伸びる細い棒です。そのようなものをカメラのレンズに取り付ければ、割りばしで回せるんじゃないかと思ったんです。さっそく友達に頼んで、取り付けてもらいました。それからは、ピントやシャッタースピードを自分で決められるようになり、思いどおりの写真が撮れるようになりました。


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