メニュー
ログイン
運営会社について

「ゆうゆうゆう」は、NTTが障がい者の雇用促進を目的に設立した「NTTクラルティ株式会社」によって運営されています。

本文ここから

これからも、漫画を描きつづけたい 2/4

普通の生活を求めて会社員に

聞き手:

13年ほど前に、フリーの漫画家から、会社員になられたそうですね。その動機は、何だったのでしょうか?

村上:

結婚するために会社員になろうと決めました。漫画家と普通の生活を両立するのは難しいと思ったからです。私の場合、漫画を描くのはほとんど夜でしたし、締め切りが迫ってくると、身だしなみも気にせずに仕事をしていました。これでは、好きな人と暮らせないと思ったのです。私は、好きで漫画家になりましたが、漫画家の道よりも、普通の結婚生活を求めました。

会社員になると、毎月安定したお金は入ってくるので経済的には助かりました。でも、どこかメリハリがなく、達成感をあまり感じることができませんでした。別の言い方をすれば、心のどこかで、漫画家をあきらめることができなかったのかもしれません。そこで、ホームページを立ち上げ「コマ漫画のコマック」というサイトを作りました。コマックとはコマ漫画とコミックの合成語で、私が勝手に名付けました。それと私がMac好きということもあり「小さなMac」という意味も込めています。

ホームページでは、ダジャレと風刺のきいたコマ漫画を掲載しています。2コマ、4コマ、1ページ、2ページ、6ページ、スクロール漫画などを、無料で閲覧してもらえるようにしています。皆さんもよかったら一度、見にきてください。

聞き手:

私も新作を楽しみにしています。 ところで、一時漫画と離れるきっかけともなった、奥様との出会いについてお伺いしてもよろしいですか?

村上:

ええ。構いません(笑)。

聞き手:

では、奥様とは、どこで知り合われたのですか?

村上:

車いすの友達と一緒に、映画を製作するサークルを作ったとき、参加してくれた一人が、妻でした。私が一目ぼれをして付き合うようになり、12年前に結婚しました。結婚には、周囲から反対があると思っていたのですが、問題もなく、すんなり結婚することができました(笑)。 昨年3月には子どもも生まれました。結婚して10年目に授かった子どもです。結婚後、5年ちかく不妊治療を続けていました。「もう子どもは無理かな?」と思いつつ、少し期間をあけ治療を再開したら、子どもを授かることができたのです。もしかすると、その間に医学が発達し、妊娠する確率があがったのかもしれませんね。

事故で車いすになった当時は、「もう、歩くことは無理です。子どもを作ることも難しいでしょう。」と言われていたので、そのうちの一つが叶って、本当に嬉しかったです。

自分が歩けるようになるより、子どもを授かった喜びは、何物にも変えがたいと感じました。

写真:手振りを交えながら語る村上さん

聞き手:

本当に良かったですね。お子様が生まれてからのご感想を聞かせてください。

村上:

大変なことも多いですが、それ以上に喜びのほうが多いです。私は、1年経っても特に変わらないのですが、子どもはどんどん大きくなってゆきます。それを見ているだけでも楽しいです。たまに子どもが床をハイハイしていると、車いすで踏みそうになる時もありますけれど(笑)。

聞き手:

それは、注意が必要ですね(笑)。お子様の健やかな成長をお祈りいたします。


投稿された内容の著作権は投稿者に帰属します。
投稿のルールは「このサイトについて」をご覧ください。

協賛企業のご紹介

特別協賛企業の製品・サービスのご紹介