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大きな夢を持ち、前進したい! 1/4

2007年1月30日掲載

「彩の国 ゆめコンサート」の呼びかけ人となるなど、多くの人に想いを伝えようとシンガーソングライターとしてご活躍中の朝霧裕さんにお話をお伺いしました。

「詩」は自分自身を表現する手段

写真:横にギターを飾り語る朝霧さん

聞き手:

現在どのような活動をしているのかお聞かせください。

朝霧:

昨年から、音楽事務所「オフィス・ティータイム」に所属し、作詞、ライブを中心に活動しています。他のアーティストへの歌詞提供もしています。音楽以外にも講演や執筆業もしているので、なかなか忙しくさせてもらってます。

聞き手:

どのようなきっかけで、音楽活動を始められたのですか?

朝霧:

私には生まれつき障害があり、車いすを利用して生活をしています。1人では外出が難しいので、子供の頃から、みんなが外で走り回って遊んでいる時も、家の中で1人で過ごしていることが多かったんです。養護学校と自宅の往復のような毎日の中で、ものを読んだり書いたりすることが一番の楽しみでした。いつのまにか、物語や詩を書くことで自分を表現するようになっていたんですよね。

16歳のとき「全国障害者ありのまま記録大賞」の詩部門で大賞を受賞したことがきっかけとなって、それまで書き溜めた詩やエッセイをまとめた本を出版することができたんです。思った以上に反響があり、励みになりました。それからですね。自分の思いをもっと他の人へ伝えたいと思うようになったのは。

聞き手:

本に対してどのような反響があったのですか?

朝霧:

「障害がある私でもなにかできるかもしれないと夢を持つことができた」「福祉の分野の勉強をしようと思った」など、障害の有無に関係なく同年代の方から反響があったのがとてもうれしかったです。

16歳といえば、女子高生。おしゃれをしたり、恋をしたり、友達と一緒に行動するのが楽しい時期じゃないですか。でも当時、友人も同じように車いすを利用している人たちで、お互い外に出るのが難しかったんです。出版をきっかけに世界が広がり「私はこの道に進んでいけば、自分からいろいろな人に出会える!」という希望を持つことができました。人生の中で初めて大きく開いた希望の扉でしたし、障害の有無を問わずに友達ができたのも、このときが初めてでした。

聞き手:

詩を書くことから音楽へと活動を広げていったのはなぜですか?

朝霧:

「多くの人と出会えるチャンスを逃したくない」という気持ちがありました。このチャンスの扉を閉じてしまわないように、思いを伝えるのにはどうしたらいいのか、と考えているうちに自分で作った詩に、メロディをつけて歌いたいと思ったんですね。
私は、本格的に音楽を勉強したことはないんです。ですから、鼻歌のようなものを録音し、楽器を弾ける友人に聞いてもらったりして、曲を作っていました。
最初のころは、駅前で路上ライブをしていたんですよ。ラジカセ持参でマイクを握って、大音量で手をバタバタさせながらひとりで歌っていたんです(笑)。特定のサポーターもいませんでしたし、1人でも聞いてくれる人がいれば素直に「うれしい」と感じていました。ところが続けているうちに、より多くの方に聞いて欲しい、という気持ちが出てきたのです。なんとかこの道でやっていけないかと、ボイストレーナーの方を探し、自分なりに歌の勉強をしながら、少しずつ活動の範囲を広げました。
地道な活動をしているうちに、私の詞を気に入ってくれる方、曲作りに協力してくださる方と出会い、活動のサポートをしてくださる方が増えていったのです。


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